年長さんを2回やる?早生まれのドイツの小学校入学タイミング

kannkindドイツの小学校

森です。

ドイツの新学期は9月。つまり9月~翌8月で「1年」です。

日本の4月がドイツの9月、日本の3月がドイツの8月 のようなイメージ。

つまりドイツで「早生まれ」となるのは7月8月生まれにあたります。

うちの娘がまさに8月生まれ。

そんな娘の親宛に、小学校入学の半年くらい前に1通のお手紙が届きました。

それが上の写真。

7/1生まれ~9/30生まれの子供(Korridor kind)は今年9月に小学校に行くか、

1年待って来年9月に小学校に行けるか選べます。

このお手紙では早生まれを”Korridor kind”と呼んでいますが、お母さん同士、幼稚園の先生と話すときは早生まれを“kann-kind”, そうでない子供を“muss-kind”と呼ぶ方がポピュラーです。

日本だったら一律4/2~翌4/1生まれが自動的に進級するところ、ドイツはなんと選べるんです。

だいたい親と幼稚園の先生が相談して、最終的には親の意向で決まります。

主に、

  • 体が小さい/弱い子
  • 言語発達の遅い子(親が外国人・移民など)

が対象の制度のようです。

これだけ聞いた時は「ああ、特別な場合ね~」くらいに完全に他人事でした。

ところが驚いたことに娘のお友達の割と多くの子供が「一年遅らせる」を選んでいました。

周りの一年遅らせたお母さんに理由を聞くと

  • コロナが途中にあったので幼稚園の時間が足りていないから
  • うちの子はじっと座っていられないから
  • 何も急いで学校行く必要もないから
  • クラスの中で最年少になるのが嫌だから

だそうです。どう思いますか?趣旨と違いません?

うちの娘は8月生まれストレート入学なのでクラス内では最年少の部類ですが、

何一つ問題はありません。

良いなと思うところは、小学校一年の時点でネガティブなイメージもなく普通に「留年」制度があるので、これ以降クラスにどんな年齢の子が一緒になってもまるで違和感を感じないだろうなというところ。

日本は一律入学一律進級なので、クラスに1人「年上」がいたらちょっと目立ちますよね?その点ドイツは気楽だなと思います。

以上、ドイツの留年システムでした。

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